2014年9月5日金曜日

2014年8月20日、東日本被災地に新府の桃を届けに行ってきました。


CEFIの活動拠点がある山梨県は果樹王国、その中でも新府の桃は特別味が良いと言われています。桃農家の高添さんの協力で19日の夕方収穫した大玉の桃280㎏、個数にして800個を宮城県東松島市保育所など6カ所の594人の子どもたちと保育士の先生に配達、新鮮でまだ堅い桃に子どもたちは驚き、大喜びでした。
夜行日帰りの強行軍でしたが、子どもたちの笑い顔に元気をもらい帰ってきました。







2013年6月27日木曜日

南相馬(福島県)のじゃぶじゃぶ池プロジェクト(近藤能之さんがリーダー)に100万円の支援金を送りました.近藤さんの活動を以下に紹介いたします。

送金額:¥1,000,000

南相馬の子どもたちが
安心して水遊びできる場を!



市民活動を行う13団体で構成される協動体「みんな共和国」では、震災後これまで、“子どもの遊び場作り”を継続的に行ってまいりました。特に強く強く求められたのが「安心な遊び場」をどうやって創り出していくのか?ということでした。



今、南相馬の子どもたちは自由に水遊びができません。水遊びが出来るよう、協力していただけないでしょうか?


「みんな共和国」&市民による除染活動

南相馬の子どもたちは
自由に遊ぶことができなくなってしまいました。

平成23年3月11日の東日本大震災により、被災地である福島県南相馬市は、地震・津波・原発により、甚大な被害を受けました。特に放射能の影響により、屋外で遊ぶことはもちろん、夏に海での海水浴もできなくなり、川で小魚を獲ったり、水遊びをすることもできなくなりました。幼保園小中学校でのプールも使用禁止となりました。遊具も設置し、その結果、震災後には誰もいなかった高見公園が、今や子どもからお年寄りまで集まれる“安心感のシンボル”としての場所に生まれ変わったのです。




屋外公園で楽しそうに遊ぶ子どもたち

徐々に安心感が創られていくなか、
水に対する安心感を創ることが出来ていません。

でも、少しずつ安心感が生まれてきた南相馬に、足りないもの。…それは、水です。水遊びです。
楽しみとしている水遊びをする場所を奪われてしまってから二年が経ち、だいぶ水への抵抗も薄れてきて、昨年の夏からは幼保園小中学校でのプールは再開されました。しかしながら、他の地域でよく見かけるような“親水公園”が南相馬にはないのです。水に親しむ…こんな当たり前のことが、南相馬ではまだ当たり前ではないのです。
内部被ばくを防ぐために、水については細心の注意を払っています。水道水からもセシウムは検出されていません。注意しながらも、お母さん方からは「夏は水辺で遊ばせたい!!」という声が数多く聞かれるようになってきました。昨年の夏のみんな共和国では、子どもたちの笑顔を想って支援していただいたビニールプールや、木枠で囲ってブルーシートを張っただけの簡易のプールをつくり水遊びをしました。












久々の水遊びに子どもたちも喜んでいます。

おかげさまで公園に遊びに来た子どもたちは去年の夏、水遊びを思いっきりさせてあげることができました。日が暮れるのも忘れて遊び続ける子どもたちを見てやはり水遊びの必要性を再認識しました。
 しかし、水の入れ替えを頻繁に行うことができないなどの衛生面の不安が残りました。子どもたちが日ごろから安心して遊べる水道循環式の常設水辺(じゃぶじゃぶ池)を早急に設置することが、南相馬の安心感創りを大きく後押しします。



南相馬の子どもたちに、未来へと残せるものを

子どもたちの未来に残せるものを創りましょう。

私たちは、公園を作るのが目的なのではありません。「南相馬で暮らす家族の安心感・子育ての安心感」を構築していきたいのです。その安心感創りに、全国の皆さん一人一人が関わることで、南相馬に住むことへの安心感が積み上げられ、家族の笑顔が溢れる街になることを期待しないではいられません。

2013年4月18日木曜日

2012年の支援活動報告(まとめ)

高原アートG八ヶ岳の売り上げの10%とギャラリー2Fのチャリティーコーナーの商品の売り上げの100%を東日本大震災で被災した子どもたちへの支援金に使わせていただいております。なお、アフガン支援を一時休止し、東日本大震災で被災した子どもたちへの支援に切り替えて活動をしてきましたが、大震災前に行っていたアフガニスタン難民の教育支援のひとつバーミヤンの孤児院から支援継続要請もあり、少しずつ孤児院の支援も視野に入れつつ、進めたいと思っております。

2012年度  東日本大震災支援活動報告

「物」の支援から 「心を寄せる」支援へ
2011年4月より、被災した保育所から情報をつのり、津波の被害などで不足している保育用品などを、積極的に支援してきました。2年が経過した現在、連絡をとりあっている被災保育所においては、不足している「物」などは、無い状況になっています。ただ、それが全くの「復興」を意味するのかと言えば、そうではありません。町はそれまでの機能を失い、保護者の方々の経済的な困窮や、親しい人を亡くした悲しみは、時がたつにつれ、薄れていくどころか、むしろ、深まっていることを感じます。我々のような小さな団体ができることは、そうした被災地の方々の生の声を聞く機会をもち、その気持ちに添う動きをしていくということです。
 2012年8月、宮城県東松島市小野保育所、石巻市立水明保育所、女川町立第一保育所、第四保育所に、山梨県新府の桃を届けました。高原アートGのある山梨県は果樹王国。その中でも新府の桃はおいしいことで有名です。新府駅のすぐ近くにある高添果樹農園で、大切に桃を育てている高添さんにご協力いただき、心を込めて育てた甘い桃を600個ほど分けてもらって、4つの保育所の子どもたちや保育士さんに食べてもらいました。とれたての桃は大きく、堅くて甘く、子どもたちは大喜び。「この子たちは幸せ者です。みなさんが忘れずにいてくださることで、私たちもまた、がんばらなきゃと、元気が出ます」。がんばらなきゃ、と自分自身をふるいたたせることで、あの震災の恐怖の記憶と闘っている保育士さんたちを何とか力づける支援を続けたいと思います。

 「被災保育所ではない」。 しかし……
 被災した保育所であれば行政の補助がありますが、被災にあたらないと判断されれば、補助されません。南三陸町の志津川保育所の場合は、津波の被害からは逃れました。しかし、老朽化した園舎を壊し、新園舎を建てる設計図までできている段階でした。そこで起きた大災害。古い建物をなんとか使って保育を続けています。辛抱強い東北人気質から、「津波にのまれて、もっとたいへんな所があるから、私たちはだいじょうぶです……」と支援に対しても遠慮します。しかし、よくよく見れば、プールはひび割れ、ガムテープでひび割れを補強しているような状況です。
 こうした保育所に目を向けていく地道な支援も続けていきたいと思います。まだまだ我々にできることはあると感じています。


[2012年夏〜秋〜冬]
宮城県の13の保育所に、体重計など、日常の保育に必要な備品やテントなどの行事に必要な備品を支援  総額¥2,216,143

1 南三陸町立志津川保育所(本吉郡南三陸町)
  全自動洗濯機 ¥73,640
  プール用すのこ、マットなど ¥60,438

2 女川町立第一保育所・第四保育所(牡鹿郡女川町)
  災害避難用テント5張 ¥439,340
  ストーブ ¥10,430

3 石巻市立若草保育所(石巻市)
  パワードボイスなど ¥75,000
  空気清浄機など ¥102,240

4 石巻市立水明保育所(石巻市)
  身長計・体重計など ¥191,630
  エアコン設置工事 ¥383,040
  スクリーン、ストーブガードなど ¥119,785

5 石巻市立石巻保育所(石巻市)
  ローズフォレスト ¥100,840
  加湿器 ¥47,600

6 石巻市立水押保育所(石巻市)
  大型ワゴン、キーボードなど ¥168,540

7 石巻市立虻田保育所(石巻市)
  ラジカセなど ¥20,430

8 石巻市立荻浜保育所(石巻市)
  除湿器など ¥90,640

9 石巻市立ふたば保育所(石巻市)
  パラソル、ワンタッチ日よけなど ¥155,580

10石巻市立鹿妻保育所(石巻市)
  太鼓 ¥70,200

11石巻市立渡波保育所(石巻市)
  太鼓 ¥70,200

12石巻市立井内保育所(石巻市)
  災害用対策用品メガホン ¥21,000

13 石巻地区保育所(石巻市)
  サーキュレーター ¥15,570

[2012年春]
◆宮城県の2つの仮設保育所(小野・雄勝保育所)に、絨毯を支援 総額¥360,000
◆石巻市の全市立保育所に 『子どもを守る防災BOOK』50冊を寄贈 総額¥59,640 

[2013年1月]
◆『3.11命駿会』に支援金送金 総額¥100,000


ありがとう いしのまきしりつかづまほいくしょ

ほいくしょの子ども達

保育所からの手紙


バーミヤンの孤児院[アシアナ・サマール]の子どもたちが迎えるお正月に10万円のプレゼントを送らせていただきました。

アシアナ・サマールは、政府から援助のない私立の孤児収容施設です。これを運営するNGO団体シュハダのJawad氏が2013年2月、JICAが主催する若手リーダー育成のトレーニングを受けるために来日、東京でお会いしました。ちょうど3月はアフガニスタンのお正月、子どもたちが新しい年を迎えるために新調する洋服や、お正月に「ごちそうやお菓子」でお祝いができるように、10万円の寄付をCEFIの支援金ストックの中から使わせていただきました。そして、3月、子どもたちが新調した洋服に身をつつみ、楽しそうに食卓を囲む写真が届きました。

2013年2月2日土曜日

2012年夏から秋の支援活動報告

2012年。宮城県の石巻を中心に被災した保育所などから、要請のあった「保育用品」を送りました。
被災した保育所、被災はしなかったけど、本来なら取り壊す予定だった老朽化した建物を使い続けている
保育所など、さまざまな事情をかかえた保育所の所長さんから、要望を出していただき、地元の業者さんに
見積をとって、支払いを国際子ども教育基金がするという手順で行っています。
「地元で調達する!」を決め事にしています。



2012年夏〜秋〜冬
宮城県の13の保育所に、
体重計など、日常の保育に必要な備品
テントなど、行事に必要な備品を支援 
総額 ¥ 2,216,143

1)志津川保育所(本吉郡南三陸町)
  全自動洗濯機        ¥73,640
  プール用すのこ、マットなど ¥60,438

2)女川町立第一保育所・第四保育所(牡鹿郡女川町)
 災害避難用テント5張    ¥439,340
     ストーブ            ¥10,430(中沢さん80,000)
   

3)石巻市立若草保育所(石巻市)
   パワードボイスなど     ¥75,000
       空気清浄機など       ¥102,240

4)石巻市立水明保育所(石巻市)
  身長計・体重計など     ¥191,630
  エアコン設置工事      ¥383,040
      スクリーン、ストーブガードなど ¥119,785
 

5)石巻市立石巻保育所(石巻市)
 ローズフォレスト      ¥100,840
 加湿器           ¥47,600

6)石巻市立水押保育所(石巻市)
   大型ワゴン、キーボードなど   ¥168,540

7)  石巻市立虻田保育所(石巻市)
 ソニーラジカセなど      ¥20,430

8)石巻市立荻浜保育所(石巻市)
  除湿器など              ¥90,640

9)石巻市立ふたば保育所(石巻市)
    パラソル、ワンタッチ日よけなど  ¥155,580

10)石巻市立鹿妻保育所(石巻市) 
    太鼓            ¥70,200

11)石巻市立渡波保育所(石巻市) 
  太鼓            ¥70,200
12)石巻市立井内保育所(石巻市) 
        災害用対策用品メガホン   ¥21,000
13)石巻地区保育所(石巻市)
         サーキュレーター      ¥15,570

2012年春
宮城県の2つの仮設保育所(小野保育所・雄勝保育所)に、
絨毯を支援
総額 ¥ 360,000

2012年春
石巻市の全市立保育所に
「子どもを守る防災book」50冊を寄贈
総額 ¥ 59,640

2013年1月
『3.11命駿会』に支援金送金
総額 ¥ 100,000








   

2012年8月27日月曜日

8月 宮城県の保育所を訪問しました


支援活動の本拠地がある山梨県は果樹王国と呼ばれているほど
桃やぶどうの生産が盛んな土地です。
その中でも新府の桃は美味しいことで有名です。小さな新府駅の
すぐ近くに高添果樹農園があります。大切に桃を育てている高添さん
が心を込めて育てた甘い桃を600個ほど分けてもらい、
支援を継続している宮城県東松島市立小野保育所、石巻市立水明保育所、
女川町立第1保育所、第4保育所の子どもたちと
保育士の先生方に届けて食べていただきました。
採れたての桃は、大きく、堅くて甘く、子どもたちは大喜びでした。









2012年1月13日金曜日

2011年東日本大震災支援活動報告

昨年の活動をまとめましたので、ご報告致します。


Action1
「東日本大震災・救援チャリティー・バザー」
くじけないで子どもたち を開催。
3月11日の東日本大震災発生から約1ヶ月後。教育関連の出版に携わる編集者、イラストレーター、デザイナー、カメラマン、人形作家達が呼びかけ協力し、幼児教育界の汐見稔幸先生、大日向雅美先生を発起人として、被災した子どもたちに向けたチャリティー・バザー「くじけないで 子どもたち」を4月9日、10日、16日、17日の4日間、東京と横浜で実施し、沢山の人々の善意に支えられてチャリティー・バザーでの支援金総額は ¥6.511.609になりました。

この支援金は「くじけないで 子どもたち」の口座より、仙台で地元に根ざした活動をし、「こどもの笑顔元気プロジェクト」を展開しているプランニング「開」の新田新一郎代表を通して、被災地の保育所に直接支援されました。


Action2
4月末200万円の支援金を「こどもの笑顔元気プロジェクトに送金して、現地要望に基づき保育用品を支援いたしました。
1)岩手県大船渡市三陸町越喜来にある、大船渡市立越喜来保育所。津波で保育所が流され、他の園舎を間借りしての保育スタートにあたり保育用品を購入支援。(昼寝用布団、布団ワゴン、哺乳瓶煮沸器,洗濯機、掃除機など)

2)宮城県東松島市の3つの保育所(牛網保育所・小野保育所・野蒜保育所)が津波で流され、東松島市小野地区センターで3園合同の保育を再開。保育用品を購入支援。(デジタルピアノ、散歩避難車、体重計、身長計など)


Action3
6月「みやぎわらすっこプロジェクト」に100万送金
宮城学院女子大学磯部裕子教授が中心となり、被災地の声を集めながら、保育に必要な物資や給食を、宮城県内の幼稚園、保育所に届ける活動をしているプロジェクトを後方支援

Action4
7月福島県私立幼稚園計25園に木の造形ブロック「カプラ」、購入代金約200万を送金
放射能の影響で屋外活動が制限され、子どもたちの毎日の「遊び」がのびのび行われない状況にある福島の幼稚園。砂場に変わる創造遊びの場を確保。

Action5
(2011/7~12月までの活動)

6月東松島市小野地区公民館でスタートした臨時保育
所、全壊した3園が統合して72名が通園、机を支援。

6月に支援した避難車を使って散歩に出る園児たち。
雄勝保育所の仮保育現場に間仕切り用パーティション
8枚、加湿器、灯油ストーブを支援。(雄勝保育所は2011年4月に
新築した園舎で新学期を迎える予定だった。津波で全壊。
11月現在、他の保育所ホールに間借りして再スタート。)
石巻市立二俣保育所へ避難車を支援。
8月下旬、石巻地区仮設保育所を訪問、山梨県新府の桃。
生産者の協力で甘くて堅い桃を提供してもらい、
子ども達の喜ぶ顔を見る。(この保育所には6月に机とイスを支援)
9月末 オランダ・ボッシュ社が支援建設したプレハブ園舎で、
津波で全壊した東松島市3園合同の保育所がスタート
スタートした新小野保育所ホールにギャッベ絨毯を支援。
東松島市立小野保育所、現地の保育士の先生から要望を聞き取り、支援継続中。
11月新小野保育所に大阪のダボスコ社と協力して制作した
無垢材のテーブルとイスを届ける。

11月4日、新小野保育所訪問の時、
信州のリンゴを持参 して昼食時に食べてもらう。
12月上旬、雄勝保育所に床に厚手のギャッベ絨毯を贈る。
(ゴザをひいて食事、昼寝をしているのを知り、ギャッベを贈ることに)
新小野保育所の子どもたち76名全員に行き渡った木製の椅子
(10月実施の鹿児島チャリティで
ギャラリー澤との協力で実現した木製のイス支援)
12月になってから新小野保育所から送られてきた写真
年齢別の部屋に分かれての保育になり、子どもたちも
落ち着きを取り戻しつつあると伝えてきています。
女川町の保育所に「臼と杵」を贈る。仕事仲間のイラストレータ−12名の
協力を得て、臼と杵を購入。さっそく餅つき大会の様子が送られてきた。
(毎年恒例だった餅つき大会が、臼や杵も流されて行えず、
ぜひ、行いたいと要望あり)

※女川第1保育所に保護者との連絡書類制作に使うノートパソコンとプリンター一式。園庭の砂場のネコよけネットの設置(大阪夕陽ヶ丘保育園保護者が支援)。 

 20121月現在は、宮城県女川町立第一保育所、第四保育所に支援に移行。この支援先は東松島市の元野蒜保育所、所長の後藤先生から、自分たちより、もっと困難な状況にある保育所があるから支援をしてやってほしいとの要請により、セフィの向村春樹が女川の保育士の先生達から要望を聞き取り支援をスタートしたもの。

2011年12月28日水曜日

12月現在の支援状況

12月現在の支援状況は、宮城県女川町立第一保育所、
第四保育所に支援に移行しています。

この支援先は元野蒜保育所、所長の後藤先生から、
自分たちより、もっと困難な状況にある保育所があるから
支援をしてあげてほしいとの希望により、
セフィの向村春樹が女川の現地を訪ねて
保育士の先生達から話を聞き取り、支援をスタートしたものです。

女川第1保育所に、保護者との連絡書類制作に使うノートパソコンと
プリンター一式。園庭の砂場のネコよけネットの設置。
低地にある第4保育所には避難車1台をお届けしました。

また、毎年園児が楽しみにしている年末の餅つきが、
今年は臼と杵が流されてしまったために中止になりそうだ
という状況でしたが、東京在住のイラストレーターの方々が
協力したいと申し出てくださり
杵と臼を購入し、提供することができました。