2013年6月27日木曜日

南相馬(福島県)のじゃぶじゃぶ池プロジェクト(近藤能之さんがリーダー)に100万円の支援金を送りました.近藤さんの活動を以下に紹介いたします。

送金額:¥1,000,000

南相馬の子どもたちが
安心して水遊びできる場を!



市民活動を行う13団体で構成される協動体「みんな共和国」では、震災後これまで、“子どもの遊び場作り”を継続的に行ってまいりました。特に強く強く求められたのが「安心な遊び場」をどうやって創り出していくのか?ということでした。



今、南相馬の子どもたちは自由に水遊びができません。水遊びが出来るよう、協力していただけないでしょうか?


「みんな共和国」&市民による除染活動

南相馬の子どもたちは
自由に遊ぶことができなくなってしまいました。

平成23年3月11日の東日本大震災により、被災地である福島県南相馬市は、地震・津波・原発により、甚大な被害を受けました。特に放射能の影響により、屋外で遊ぶことはもちろん、夏に海での海水浴もできなくなり、川で小魚を獲ったり、水遊びをすることもできなくなりました。幼保園小中学校でのプールも使用禁止となりました。遊具も設置し、その結果、震災後には誰もいなかった高見公園が、今や子どもからお年寄りまで集まれる“安心感のシンボル”としての場所に生まれ変わったのです。




屋外公園で楽しそうに遊ぶ子どもたち

徐々に安心感が創られていくなか、
水に対する安心感を創ることが出来ていません。

でも、少しずつ安心感が生まれてきた南相馬に、足りないもの。…それは、水です。水遊びです。
楽しみとしている水遊びをする場所を奪われてしまってから二年が経ち、だいぶ水への抵抗も薄れてきて、昨年の夏からは幼保園小中学校でのプールは再開されました。しかしながら、他の地域でよく見かけるような“親水公園”が南相馬にはないのです。水に親しむ…こんな当たり前のことが、南相馬ではまだ当たり前ではないのです。
内部被ばくを防ぐために、水については細心の注意を払っています。水道水からもセシウムは検出されていません。注意しながらも、お母さん方からは「夏は水辺で遊ばせたい!!」という声が数多く聞かれるようになってきました。昨年の夏のみんな共和国では、子どもたちの笑顔を想って支援していただいたビニールプールや、木枠で囲ってブルーシートを張っただけの簡易のプールをつくり水遊びをしました。












久々の水遊びに子どもたちも喜んでいます。

おかげさまで公園に遊びに来た子どもたちは去年の夏、水遊びを思いっきりさせてあげることができました。日が暮れるのも忘れて遊び続ける子どもたちを見てやはり水遊びの必要性を再認識しました。
 しかし、水の入れ替えを頻繁に行うことができないなどの衛生面の不安が残りました。子どもたちが日ごろから安心して遊べる水道循環式の常設水辺(じゃぶじゃぶ池)を早急に設置することが、南相馬の安心感創りを大きく後押しします。



南相馬の子どもたちに、未来へと残せるものを

子どもたちの未来に残せるものを創りましょう。

私たちは、公園を作るのが目的なのではありません。「南相馬で暮らす家族の安心感・子育ての安心感」を構築していきたいのです。その安心感創りに、全国の皆さん一人一人が関わることで、南相馬に住むことへの安心感が積み上げられ、家族の笑顔が溢れる街になることを期待しないではいられません。

2013年4月18日木曜日

2012年の支援活動報告(まとめ)

高原アートG八ヶ岳の売り上げの10%とギャラリー2Fのチャリティーコーナーの商品の売り上げの100%を東日本大震災で被災した子どもたちへの支援金に使わせていただいております。なお、アフガン支援を一時休止し、東日本大震災で被災した子どもたちへの支援に切り替えて活動をしてきましたが、大震災前に行っていたアフガニスタン難民の教育支援のひとつバーミヤンの孤児院から支援継続要請もあり、少しずつ孤児院の支援も視野に入れつつ、進めたいと思っております。

2012年度  東日本大震災支援活動報告

「物」の支援から 「心を寄せる」支援へ
2011年4月より、被災した保育所から情報をつのり、津波の被害などで不足している保育用品などを、積極的に支援してきました。2年が経過した現在、連絡をとりあっている被災保育所においては、不足している「物」などは、無い状況になっています。ただ、それが全くの「復興」を意味するのかと言えば、そうではありません。町はそれまでの機能を失い、保護者の方々の経済的な困窮や、親しい人を亡くした悲しみは、時がたつにつれ、薄れていくどころか、むしろ、深まっていることを感じます。我々のような小さな団体ができることは、そうした被災地の方々の生の声を聞く機会をもち、その気持ちに添う動きをしていくということです。
 2012年8月、宮城県東松島市小野保育所、石巻市立水明保育所、女川町立第一保育所、第四保育所に、山梨県新府の桃を届けました。高原アートGのある山梨県は果樹王国。その中でも新府の桃はおいしいことで有名です。新府駅のすぐ近くにある高添果樹農園で、大切に桃を育てている高添さんにご協力いただき、心を込めて育てた甘い桃を600個ほど分けてもらって、4つの保育所の子どもたちや保育士さんに食べてもらいました。とれたての桃は大きく、堅くて甘く、子どもたちは大喜び。「この子たちは幸せ者です。みなさんが忘れずにいてくださることで、私たちもまた、がんばらなきゃと、元気が出ます」。がんばらなきゃ、と自分自身をふるいたたせることで、あの震災の恐怖の記憶と闘っている保育士さんたちを何とか力づける支援を続けたいと思います。

 「被災保育所ではない」。 しかし……
 被災した保育所であれば行政の補助がありますが、被災にあたらないと判断されれば、補助されません。南三陸町の志津川保育所の場合は、津波の被害からは逃れました。しかし、老朽化した園舎を壊し、新園舎を建てる設計図までできている段階でした。そこで起きた大災害。古い建物をなんとか使って保育を続けています。辛抱強い東北人気質から、「津波にのまれて、もっとたいへんな所があるから、私たちはだいじょうぶです……」と支援に対しても遠慮します。しかし、よくよく見れば、プールはひび割れ、ガムテープでひび割れを補強しているような状況です。
 こうした保育所に目を向けていく地道な支援も続けていきたいと思います。まだまだ我々にできることはあると感じています。


[2012年夏〜秋〜冬]
宮城県の13の保育所に、体重計など、日常の保育に必要な備品やテントなどの行事に必要な備品を支援  総額¥2,216,143

1 南三陸町立志津川保育所(本吉郡南三陸町)
  全自動洗濯機 ¥73,640
  プール用すのこ、マットなど ¥60,438

2 女川町立第一保育所・第四保育所(牡鹿郡女川町)
  災害避難用テント5張 ¥439,340
  ストーブ ¥10,430

3 石巻市立若草保育所(石巻市)
  パワードボイスなど ¥75,000
  空気清浄機など ¥102,240

4 石巻市立水明保育所(石巻市)
  身長計・体重計など ¥191,630
  エアコン設置工事 ¥383,040
  スクリーン、ストーブガードなど ¥119,785

5 石巻市立石巻保育所(石巻市)
  ローズフォレスト ¥100,840
  加湿器 ¥47,600

6 石巻市立水押保育所(石巻市)
  大型ワゴン、キーボードなど ¥168,540

7 石巻市立虻田保育所(石巻市)
  ラジカセなど ¥20,430

8 石巻市立荻浜保育所(石巻市)
  除湿器など ¥90,640

9 石巻市立ふたば保育所(石巻市)
  パラソル、ワンタッチ日よけなど ¥155,580

10石巻市立鹿妻保育所(石巻市)
  太鼓 ¥70,200

11石巻市立渡波保育所(石巻市)
  太鼓 ¥70,200

12石巻市立井内保育所(石巻市)
  災害用対策用品メガホン ¥21,000

13 石巻地区保育所(石巻市)
  サーキュレーター ¥15,570

[2012年春]
◆宮城県の2つの仮設保育所(小野・雄勝保育所)に、絨毯を支援 総額¥360,000
◆石巻市の全市立保育所に 『子どもを守る防災BOOK』50冊を寄贈 総額¥59,640 

[2013年1月]
◆『3.11命駿会』に支援金送金 総額¥100,000


ありがとう いしのまきしりつかづまほいくしょ

ほいくしょの子ども達

保育所からの手紙


バーミヤンの孤児院[アシアナ・サマール]の子どもたちが迎えるお正月に10万円のプレゼントを送らせていただきました。

アシアナ・サマールは、政府から援助のない私立の孤児収容施設です。これを運営するNGO団体シュハダのJawad氏が2013年2月、JICAが主催する若手リーダー育成のトレーニングを受けるために来日、東京でお会いしました。ちょうど3月はアフガニスタンのお正月、子どもたちが新しい年を迎えるために新調する洋服や、お正月に「ごちそうやお菓子」でお祝いができるように、10万円の寄付をCEFIの支援金ストックの中から使わせていただきました。そして、3月、子どもたちが新調した洋服に身をつつみ、楽しそうに食卓を囲む写真が届きました。

2013年2月2日土曜日

2012年夏から秋の支援活動報告

2012年。宮城県の石巻を中心に被災した保育所などから、要請のあった「保育用品」を送りました。
被災した保育所、被災はしなかったけど、本来なら取り壊す予定だった老朽化した建物を使い続けている
保育所など、さまざまな事情をかかえた保育所の所長さんから、要望を出していただき、地元の業者さんに
見積をとって、支払いを国際子ども教育基金がするという手順で行っています。
「地元で調達する!」を決め事にしています。



2012年夏〜秋〜冬
宮城県の13の保育所に、
体重計など、日常の保育に必要な備品
テントなど、行事に必要な備品を支援 
総額 ¥ 2,216,143

1)志津川保育所(本吉郡南三陸町)
  全自動洗濯機        ¥73,640
  プール用すのこ、マットなど ¥60,438

2)女川町立第一保育所・第四保育所(牡鹿郡女川町)
 災害避難用テント5張    ¥439,340
     ストーブ            ¥10,430(中沢さん80,000)
   

3)石巻市立若草保育所(石巻市)
   パワードボイスなど     ¥75,000
       空気清浄機など       ¥102,240

4)石巻市立水明保育所(石巻市)
  身長計・体重計など     ¥191,630
  エアコン設置工事      ¥383,040
      スクリーン、ストーブガードなど ¥119,785
 

5)石巻市立石巻保育所(石巻市)
 ローズフォレスト      ¥100,840
 加湿器           ¥47,600

6)石巻市立水押保育所(石巻市)
   大型ワゴン、キーボードなど   ¥168,540

7)  石巻市立虻田保育所(石巻市)
 ソニーラジカセなど      ¥20,430

8)石巻市立荻浜保育所(石巻市)
  除湿器など              ¥90,640

9)石巻市立ふたば保育所(石巻市)
    パラソル、ワンタッチ日よけなど  ¥155,580

10)石巻市立鹿妻保育所(石巻市) 
    太鼓            ¥70,200

11)石巻市立渡波保育所(石巻市) 
  太鼓            ¥70,200
12)石巻市立井内保育所(石巻市) 
        災害用対策用品メガホン   ¥21,000
13)石巻地区保育所(石巻市)
         サーキュレーター      ¥15,570

2012年春
宮城県の2つの仮設保育所(小野保育所・雄勝保育所)に、
絨毯を支援
総額 ¥ 360,000

2012年春
石巻市の全市立保育所に
「子どもを守る防災book」50冊を寄贈
総額 ¥ 59,640

2013年1月
『3.11命駿会』に支援金送金
総額 ¥ 100,000